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営農情報
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稲作
[2006.08.30]
 いよいよ18年産米の刈り取りのスタートです。
 次の事項に十分留意し、消費者の皆様から喜んでいただける高品質・良食味米に仕上げましょう。

(1)収穫対策


本年の出穂期は平年に比べて3〜5日程度遅く、成熟期は平年並〜やや遅れると見込まれる。しかし、今後の気象条件によっては、変動することも予想され、収穫適期を適切に判断する必要があるので、以下の点に留意して適期に収穫する。
  1. 刈取適期の目安は、早生品種では積算気温975℃、コシヒカリでは1,000℃を目安とし、ほ場毎に籾黄化率が85%〜90%になったことを確認してから刈取る。(穂の様子写真参照)
  2. 台風の接近等のフェーン現象によって籾水分の低下が予想される場合は、立毛中に胴割れが多くなるのでやや早めに刈り取る。特に、ゆきの精や五百万石等の大粒品種は胴割粒が発生しやすいので注意する。
  3. 大雨や強風により倒伏が多くなると、穂発芽が発生するので、速やかに排水するとともに刈遅れないようにする。
  4. 風水害による不稔籾、白穂の多いほ場や枯れ上がりが大きいほ場は、登熟する籾の黄化程度を見て、刈遅れないようにする。

(2)乾燥対策

  • 刈遅れや成熟期頃にフェーン現象等で乾燥した日が続いた場合は、立毛中の胴割れが多くなるので、乾燥速度が毎時0.5%以下になるよう送風温度を低く設定する。
  • フェーン現象時の収穫は、籾水分のばらつきが大きくなり、水分ムラを解消しにくくするため、乾燥作業は、張り込み後に軽めに通風乾燥した後、夜間まで貯留し、水分ムラを解消させてから加温乾燥する。
  • 調製は、肌ずれ、砕米、籾混入を防止するため、脱ぷ率が80〜85%になるようにゴムロール間隔を調節する。
  • 風水害にあったほ場は、未熟粒や被害粒が多くなることが予想されるので、1.85o以上のふるい目を用い、流量調節を適正にしてくず米を完全に除去する。





1、収穫適期に達した籾と玄米(コシヒカリ)
 
出穂後43日  積算気温1046℃
穂の様子
 
 

同上の精玄米
 
 コシヒカリの1等・2等間格差金は1俵2,000円/60kgです。
 1haで160,000円〜180,000円の差となり、経済的損失も大きくなります。





高温年は特に刈り遅れに注意!
1、収穫適期の目安
品種 収穫適期のめやす 籾黄化率 備  考
出穂後日数 出穂後積算気温
極早生・早生 38日 950℃ ほ場全体で
85〜90%
適期に達してからおおむね
3〜4日程度で収穫する。
こがねもち 39日 975℃
コシヒカリ 40日 1000℃
2、成熟期が近づいた時期の注意点
 (1)収穫期間の高温・多日照は急速な籾水分低下から胴割れにつながりやすい。
   
⇒上表、収穫適期の目安より2日程度(積算約50℃)早めに刈り取る。
   ※極端な早刈りは青米、未熟粒混入の原因になる。

 (2)刈り遅れによる胴割れの防止
   ○立毛中の籾水分が23%以下で、かつ高温が続くと胴割れが生じやすい。
 
  ○ゆきの精、五百万石等の大粒品種は特に胴割れしやすいため注意する。


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[2006.08.15]

  適期・適正な水管理と収穫・乾燥・調製で1等米に仕上げましょう!

  ◎7月の第4半旬以降、平年より平均気温の低い状態が続いていましたが、8月に入ってからは平年より高温傾向
   で、最高気温が30℃を超える日が多くなっています。8月4日発表の1ヶ月予報では、向こう1ヶ月の気温は平年
   並か高い見込みです。
  ◎出穂後10日間の平均気温が27.5℃を超えると乳心白粒などが増加し、品質低下を起こしやすくなります。
  ◎水稲の草丈は長めで、上位葉が長く倒伏が懸念される稲姿となっています。
  ◎早期落水すると乳心白粒や胴割れ粒が発生しやすく、早期の枯れ上がりから倒伏も助長され、品質・収量の
   低下につながります。
  ■浅水の間断かん水または飽水管理の徹底で、品質低下と倒伏を防ぎましょう。


  
1、水管理
   
  最低でも出穂後25日目までは浅水の間断かん水、または飽水管理を続け、
   徐々に落水日数を多くして地耐力の維持を図りましょう。

@出穂後は間断かん水または浅水の
 飽水管理!

  ・根が常に水分吸収可能な状態を維持します。
  ・根の健全化と地耐力の維持に効果的です。
  ・下葉の枯れ上がりや倒伏を抑制します。
  ・デンプンの転流を助け、未熟粒の発生を
   防ぎます。
  ・玄米窒素含有率の高まりを防ぎます。

A完全落水は出穂後25日を過ぎてから!

  ・出穂後25日以内の落水は絶対にやめましょう。
  ・落水が早いと収量や登熟歩合、千粒重、
   品質が低下します。



B強風やフェーン現象による異常高温が
 予想される時は一時的な湛水を!
  ・速やかにかん水し、一時的に湛水して稲体を
   保護しましょう。 


2、収穫適期
  ○出穂期は、出穂の早い五百万石等の早生品種が平年並のほかは、ゆきの精、こしいぶきで3日、
   コシヒカリで4日、それぞれ平年より遅くなりました。
  ○長岡農業普及指導センター管内の主要品種について、平均的な出穂期をもとに刈り取り適期の
   予想を下の表に示しました。
  ○あくまでも目安ですので、早刈り・刈り遅れにならないようほ場全体を見て、
黄化籾の割合が
   
90%程度になった時期に刈取りましょう。
 
   品種別出穂期と予想刈り取り適期(長岡市付近平場地域、稚苗5月5〜10日移植ほ場)
品 種 名 出穂期 積算温度 予想刈り取り適期
五百万石 7月26日 975℃ 9月2日
わたぼうし 7月27日 975℃ 9月3日
こしいぶき 7月31日 950℃ 9月7日
ゆきの精 8月2日 950℃ 9月9日
こがねもち 8月4日 975℃ 9月13日
コシヒカリ(移植) 8月9日 1000℃ 9月20日
コシヒカリ(直播) 8月16日 1000℃ 9月30日
越淡麗(見込み) (8月15日) (1025℃) (9月30日)
  注1)刈り取り適期は長岡のアメダスデータより算出(8月7日まで本年値、以降は平年値)
   2)気温が高く推移すると刈り取り適期は表より1日程度早まります。



3、斑点米カメムシ類等の防除について
  ○斑点米カメムシ類に対しては、イネの出穂期に合わせた適期防除を徹底して下さい。薬剤防除は
   アカヒゲホソミドリカスミカメの防除適期に合わせて行ってください。なお、出穂期以降の畦畔の
   草刈りは、本田へのカメムシ類の侵入を助長することになるためやめましょう。
  ○その他、山間地を中心にイネアオムシの多発生が報告されています。ほ場を見回り、発生が多い
   場合は早めに防除を行いましょう。


4、その他
  ○コンバイン、乾燥機や籾すり機等に前年の籾、玄米が残存していることによる異品種混入
   (もち米へのうるち混入、またはその逆)、玄米への精米混入等の事故が毎年起きています。
 
 ○異品種混入等の人為的な事故による格落ちを防止するため、収穫作業前、および品種の
   変わり目にはコンバイン・乾燥機等の掃除を徹底しましょう。







[2006.07.18]

  穂肥施用と水管理で品質・食味の向上をはかりましょう!

  ◎平坦地コシヒカリの出穂期の盛期は8月4日頃と前年より3日程度早く、平年並みと予測されます。
  ◎7月10日現在のコシヒカリの生育は、葉数は「並」ですが、草丈は「並〜やや長」、茎数は「並〜やや多」、
   葉色は「並〜やや濃」となっており、ほ場間で生育差が見られます。
  ◎高品質・良食味米を確保するため、穂肥は1回目を無理せず控えめに、2回目は遅れず確実に施用して
   後期栄養の確保を図るとともに、間断かん水を幼穂形成期から出穂後25日以降まで継続しましょう。


1、生育状況(コシヒカリ 7月10日現在)

定点調査ほ場のコシヒカリ生育状況(7月10日現在)
調 査 地 点 移植日 草丈(cm) u茎数(本) 葉数(葉) 葉色(SPAD)
長岡市 岩田(越路地域) 5月8日 64 523 10.9 34.3
下河根川(三島地域) 5月15日 64 434 10.8 32.3
和島中沢(和島地域) 5月10日 68 499 10.1 32.4
寺泊京ヶ入(寺泊地域) 5月9日 64 494 10.2 29.2
コシヒカリ定点ほ場 平均 5月10日 65 488 10.5 32.1
コシヒカリ理想生育相 5月10日 62 450 10.8 34.0


2、コシヒカリの出穂期予想と穂肥時期・施肥量のめやす
  (1)移植日別の出穂予想(長岡市付近のコシヒカリ:7月10日現在)
区分 移植日 出 穂
予想日
施用時期のめやす 窒素成分量のめやす
1回目
(18〜15日前)
2回目
(10日前)
1回目
(kg/10a)
2回目
(kg/10a)
平坦地 5月10日頃 8月5日 7月18日 〜 7月21日 7月26日 0〜1.5 1〜2
5月15日頃 8月7日 7月20日 〜 7月23日 7月28日
5月20日頃 8月9日 7月22日 〜 7月25日 7月30日
山間地
(晩植)
5月25日頃 8月11日 7月24日 〜 7月27日 8月1日
5月30日頃 8月14日 7月27日 〜 7月30日 8月4日
6月5日頃 8月16日 7月29日 〜 8月 1日 8月6日
注 1)基本的には、窒素成分で1〜3kg/10a程度を2回に分けて施用します。
   2)砂壌土など地力の低いほ場では1kg程度多めに施用します。
   3)今後、高温が続くと、上記めやすより出穂が早まることが想定されるので、
    穂肥施用時期を決めるまでこまめに幼穂長を確認することが大切です。
  (2)コシヒカリの穂肥施用のポイント
    
【参考@】1回目穂肥時の生育量のめやすと対応
幼穂長   0.1cm(1mm) 出穂24日前(幼穂形成期)です。
  0.5〜1.0cm 出穂の18日前(穂肥1回目の時期)です。
草丈   理想70〜75cm これ以上長い場合は倒伏に注意。穂肥は遅めに施用しましょう。
茎数   20〜25本程度/株
(60株セットの場合)
1株22本程度が標準。
多い場合は遅め・少なめの施用としましょう。
葉色   SPAD値32〜35
(葉色板単葉3.5〜4.0)
これよりも濃い場合は栄養は十分。量を控えましょう。
病害虫   葉いもち、紋枯病等なし 窒素施用は発病を多くします。
【参考A】幼穂長と出穂前日数の関係
穂肥前日数
(日)
幼穂長
(cm)
24 0.1
20 0.2
18 0.5〜1.0
12 4.0〜6.0
※ほ場内の平均的な株から最も長い茎を抜き取り測定する。
※数株から採種し総合的に判断する。

【参考B】幼穂長の確認方法


3、水管理
  @幼穂形成期から出穂期にかけては水稲が最も水分を必要とする時期です。この間は常時湛水しておく必要はありませんが、
   浅水の間断潅水を行い、水分不足とならないように管理しましょう。
  A登熟初中期は浅水の間断潅水を続け、落水時期は出穂後25日以降としましょう。
  B異常高温、強風フェーン、低温時には、速やかに湛水し、一時的に深水管理を行いましょう。


4、病害虫防除
 (1)斑点米カメムシ類
   @草刈りウィーク(平坦地では7月8日〜16日、中山間地では7月15日〜23日)に地域一斉に
    農道畦畔等の草刈りを行い、その後も雑草が結実しない間隔(およそ3週間)で常に草刈りを
    行いましょう。
   A薬剤防除は「アカヒゲホソミドリカスミカメ」を主対象とした1回防除を基本とし、粒剤は出穂期の
    3〜7日後、粉・液剤は出穂期の3〜10日後に散布しましょう。
   B農薬散布にあたっては適正使用と飛散防止に注意しましょう。とくに粉剤は飛散しやすいので、
    飛散しにくい粒剤を使用するなど飛散防止対策を徹底しましょう。


 (2)その他病害虫
   コブノメイガ、イネアオムシ、イネツトムシ、ウンカ類及びいもち病は、葉色の濃いほ場を中心に突発的
   に多発生することが多いため、特に晩植のほ場ではほ場観察を十分に行い、病害虫発生を確認
   した場合は早期に(遅れずに)防除
しましょう。
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